福沢諭吉と某K大が嫌いな理由。

そもそもアンチ論についてぐだぐだ述べるのは好きではありません。
でもコレだけは言いたい、と思ったので書きます。

福沢諭吉といえばあまりに有名な「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。
そう一万円札のあのヒトです。
学問のすゝめの著者であり、某K大の創始者であられる御大。

その福沢諭吉、をネット検索したくらいじゃ出てこないちょっと深いところのソースから引っ張ってきた文章をどうぞ。

福澤の男女同等論
福澤は、明治維新になって欧米諸国の女性解放思想をいちはやく日本に紹介し、「人倫の大本は夫婦なり」として一夫多妻や妾をもつことを非難し、女性にも自由を与えなければならぬとし、女も男も同じ人間だから、同様の教育を受ける権利があると主張した。

男女平等、女性にも男性と同様の教育を
うん、そうだね。現在に通じる平等の基礎。
…此処まではまだいいのですが。

福澤は、男女同等論を唱えながら存娼論者でもあった。妾を養うことも芸者を買うことも隠してせよ、と隠匿論を述べ、公娼制度を積極的に肯定し、『品行論』(明治18年12月出版)のなかでは「社会の安寧」「社会の秩序」のために公娼制度はぜひ必要であると主張している。しかし、その娼婦を称して「其業たる最も賤しむ可く最も悪(にく)む可くして、然かも人倫の大義に背きたる人非人の振舞なりと云ふの外なし」と罵り、隠れて遊べと言っている。

此処です。此処。
愛人、売春婦とは隠れて遊べ。社会のために(男性社会のために)売春婦を容認すべきである。しかし売春業を行なうものは卑しく憎むべきであり、人の倫理に背いた人非人である』と。なにこれ。
あー、何度読んでも腹立つ!
教育の権利だけが男女平等で、それ以外は???
人格的におかしいのではと思えるほど矛盾甚だしい。


実はコレ、wikipedia福沢諭吉について以前書かれていた記事の一部分です。
とりあえず今現在wikiではこの引用の後半部分がきれいにまるっと削除されています。
それどころか著書『品行論』についての記事そのものがまるきり空っぽになっていて、不気味なかぎり。
まぁ、仕方ないのかとは思いますが。
巨大な後援会めいた存在が現代に残されていますしね。大学という形で。

深く詮索していくと、日本に巣くう恐ろしく根深い問題にまでたどり着いてしまいますのでこれ以上は此処では書かないことにしておきます。

しかしアカセンあったほうがいいけどそこに働く人は下賤である、だなんて。
教養ある人の発言とはおおよそ思えませんね。あなおそろしや。


もしこのことについてもう少し知りたくなったら
公娼制度 福沢諭吉」でググると結構面白い。
一万円札は好きでも、あの肖像画はあんまり直視したくなくなること請け合いです。