100万回生きたねこ
- 作者: 佐野洋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1977/10/19
- メディア: 単行本
- 購入: 36人 クリック: 545回
- この商品を含むブログ (358件) を見る
“おはなしのくに”っていう番組があります。教育テレビの中でもかなりの優良番組(だと勝手に思っている)。ときどーき、ちゃんと最初から最後まで観る。
先日、久しぶりに通しでみたときにやっていたのがコレ。
名作・100万回生きたねこ。
子供の頃絵本で読んだ時は大して感慨受けなかったっていうか、正直あまり好きではなかったお話です。だって、ラストがすごく切ないんだもの。子供心にかなりショックを受けたんだったと思います。
100万回しんで、100万回も生きかえったねこがいました。たいそうりっぱなとらねこだったので、100万人のどのかいぬしもそのねこをとてもかわいがりました。
あるときは、せんそうずきな王様(おうさま)のねこでしたが、とんできた矢にあたってしんでしまいました。また、あるときは、船のりのねこだったが、海でおぼれてしんでしまいました。またまたあるときは、サーカスのねこでしたが、まちがえてのこぎりでまっぷたつにされてしんでしまいました。
ねこがしぬたびに、どのかいぬしもかなしみ、大きな声でなきました。しかし、ねこはどのかいぬしもきらいで、1度もないたことがありませんでした。ねこはしぬことなんか、ぜんぜんこわくなかったのです。
やがて、ねこは生まれかわってのらねこになりました。りっぱなとらねこだったので、めすねこがたくさんよってきましたが、ねこはだれよりも自分のことがすきでした。ところが、自分に見むきもしない白いねことの出会いが、100万回生きたねこをかえていきました…。
(番組ホームページより)
今回、語り手は萩原流行さん。
別に好きな俳優さんでもないですがなんでだか見入ってしまって。
…大人になってから改めてきくと、ずいぶん艶っぽく硬質な魅力にあふれたオハナシにきこえ。
今度絶対図書館で借りてこよう、と思いました。(買わないのかよ!)
そう、姫がこれから大きくなって「どうして生き物はみんな死んでしまうの?」という疑問をぶつけてきたらそのとき買ってきて読んであげよう。そうしよう。