Knoll?

Knoll?

いわゆる学習机が全盛期だったころ、私が小学校にあがって両親に買い与えられたのはコイズミでもコクヨでもなく“Knoll(ノール)”でした。
お友達が持っていた宮付きの学習机がうらやましく、天板と4段の引き出しだけの白いあっさりしたデスク+真っ赤な椅子、という斬新さを理解するには当時まだ私は幼なすぎました。それはもう、何度となく「フツウの学習机が欲しい、買い換えてくれ」と頼んでは却下され、泣く泣く従ったものです。
でも今にして思えば両親なりのそのこだわりには頭が下がります。感謝すらしています。
だって昨日の番組見てから気になって改めて調べてみたら、Knollってば今やすごいメーカーじゃないですか!番組でも紹介されていたミース・ファン・デル・ローエバルセロナチェアー(市場価格約50万円也)、Knollが取り扱っている商品だし!!ウチ、そんなに裕福な家庭ではなかったのに…。いったい当時どのくらいの大枚をはたいたのでしょう。怖くて訊けないー。
この写真は、その椅子。別に今までとりたててありがたがって使っていたわけではなかったのですが、なんだか神々しく見えてきちゃいました。
結婚した今ではダイニングにおいて使っています。とはいってもウチにはダイニングテーブルなどという高尚なものがないので、父母から譲り受けた古いバタフライテーブルを壁にくっつけて置いてある前にこの紅い椅子を添えて書き物などをするときに座るのです。
しかしコレ母いわく「Knollだ」ってことですが…今サーっとネット上で調べてみても同じものは売っていないんですよね〜。つぅか、本当にKnollなのか??
Knoll JAPAN企業web:http://www.knoll-japan.com/index.html