かまわぬだよりの十二カ月

かまわぬだよりの十二ヶ月

発売元:ピエ・ブックス
定価(本体1300円+税)

和手ぬぐいの柄ってすごくキュート。この本に載っている“おどり撫子”や“桔梗つなぎ”や“木の芽”なんて今みても新鮮でテキスタイルとしては洗練されています。真っ赤な“皮付きスイカ”の柄なんか、かなり斬新。この季節ならぴったりだし暑苦しくない感じで。
季節ごとにわかりやすいモチーフを図案化してある昔ながらの手ぬぐいは、ハンカチがわりに使っても尚良いと思います。吸水もよく乾きも速いサラシ布ですし。
欧米ではいわゆるハンカチーフは「イコール洟かみ」ですから、たとえば日本の奥ゆかしい女性たちがよくやっておりますように食事テーブルの端にハンカチを置くなどというようなことはいたしません。
でも、手ぬぐいならその名の通り手をぬぐうものですから、ドコへ出しても恥ずかしくない“たしなみの布”と云えますね。
この本はポストカードブックですが、代官山にあるという『かまわぬ』さんの手ぬぐいを素敵に紹介したものです。残念ながらかまわぬさんは「特別に何のお構いもできませんが気軽にお立ち寄りください」の精神にのっとってなのか、ネットなどでの通販はしていません。
東京へ行ったら是非店舗に行ってみたいです。
http://www.kamawanu.co.jp/top.htmlhttp://www.kamawanu.co.jp/top.html