鳩居堂の胎毛筆

正直、子供を生む前は「それは、いかがなものか」と訝しげに見ていたものですけれど。
いわゆる“赤ちゃんの髪の毛で作る筆”です。あはは。
鳩居堂(きゅうきょどう)とは、おそろしく歴史深い和文具の老舗です。京都寺町に本店があり、その歴史をたどるとなんと平安時代にルーツがあるといいます。
妹が此処の御香などを購入しに行った時に店内で胎毛筆のことを知り、教えてくれたのです。
生まれてから一度も刃物をいれていない赤ちゃんの髪の毛であることに意味があるそうで、時期としては髪質や伸び具合など個人差もありますが生後1年半頃が最適とのこと。長さは8〜10cm程度は必要。意外と長さが要るのですね。まだまだだわ。
妹が調べてくれた情報によれば、名前と生年月日が軸に刻印され、書道の小筆サイズで14800円。大筆だと16000円ですがそこまで大きいのは、さすがに要らないかな。
でもせっかくですからねー、小筆くらい作ってもらっておいても良い記念になるかなと思っています。
もちろんそのお店で散髪してくれるのではなく自分で髪の毛を持参しなければならないそうなので、姫のはじめての散髪の折には切った髪の毛を大切にとっておいてもらおうと。
しかしそれにしても姫は髪の毛伸びるの遅いよなぁ。

鳩居堂 HP:http://www.kyukyodo.co.jp/index.htm