たまってる

いつの間にやら、10月です。秋。秋。
たくさんたくさん此処に書きたいことどもがたまってきていて、なのになかなかPCの前に座れない日々。別に何が忙しい訳でもないのにな。むぅ。我ながら不思議。
姫のお昼寝時間が以前に比べて短くなってきたせいかもしれないです。と、ちょっぴり言い訳。
今のところこれから書く予定のタイトルをメモしとこうと思います。あ、ちなみに今日のぶんは携帯からの更新です。

…とりあえず以上。
そんなわけで、数少ないとは思われますが此処を読んでくださっている方々へ。現在の私は何事もなく元気です。

東京奇譚集

東京奇譚集

東京奇譚集

一気に読めてしまいました。
ちょっとした賭けだったのです、これを買うのは。
ノルウェイの森』を10代のころ読んで以来、時々出版されてる村上春樹氏の長編は幾つか読みましたが、『ダンス・ダンス・ダンス』以降いまひとつ好きになれる作品がなかったので。それでも立ち読みもせず買ってしまったのは、なんというかひとつの出会い、だったと思うのです。
そして、アタリ。
今回のこの短編集にはなんともいえない懐かしさみたいなものを感じました。久しぶりに、ムラカミ小説を読んだなぁ、という。
2編め“ハナレイ・ベイ”を映像化するなら、主役のサチというカッコいい女性は是非桃井かおりさんに演じてもらいたいです。その息子、鮫にやられて亡くなってしまうサーファー役は…真木蔵人。もっと若くないと駄目?じゃあ、妻夫木クン。うん、それがいい。この女性、おバカなサーファー達に女を口説く方法を簡潔に3項目伝授するのですがソレがもうすばらしい。本当に、その方法でダメならその場合はナニをおいても諦めたほうがいいと私は思います、男性諸君。
4編め“日々移動する腎臓のかたちをした石”にも、男にとって意味のある女性は人生で3人だけだ!というものすごい一節があるのですけれどこれにもつくづく感心。じゃあ女性にとっては何人なのでしょうね?やっぱり3人か。だとすれば、私の人生にとっての3人とは、誰と誰と誰なんだろう。

ベビーブック―もの、こと、おはなし

私がつねづね、此処で書きたいなと思っている内容をそのまま本にされちゃった感。
ちょっと悔しい、でもきもちいい。ヘンな気分です。
この本に紹介されているイロイロのうち幾つかはすでに持っていたり、「これから買おうかな」「イイな」「欲しいな」と感じたことのあるものだったりしたので、ヤラレタ!ってゆぅか。
プチバトーの肌着は、姫がいまよりもっと小さかった頃部屋着として使っていました。着せるのも、着せた姿を見るのも、洗うのも、干すのも本当に好きだった。特にホワイトの変則リブは自分にも欲しいくらい肌触りが良い生地。学生だったときにプチバトーのTシャツを知って、実際着ていましたし馴染み深い。フランスの“グ○ゼ”といったところでしょうか。あ、そういえばプチバトー秋冬新作のカタログが送られて来てたなぁ。あとでまたゆっくり見てみよう。
それから、北欧モノが結構たくさん載っていました。カイ・ボイスンのベビーカトラリーとか、マリメッコのMATKURIビッグトート(しかも狙ってたブラック)、イッタラのキッズスタッフ*1のコンプリートセット3ピース*2トリップトラップチェアなどは本当にいつ買おうかな、いつか欲しいなーと思っていたところで。なんだか先を越されちゃった、みたいな。くぅぅ、悔しい。
著者・伊藤まさこさんの本業はスタイリストさんですから、モノに目がきくのは当たり前で。そうか、私がミーハーなだけかな。

*1:キッズ用食器

*2:私は10ピースが欲しい!

パティスリーAU POIBLE(オゥ・ポワヴル)の生成ロール

kinari_roll2

絶品です。
殿の会社の女の子によれば、これでも味が落ちた!?という噂ですがそんなことはお構いなし。
実は生クリームがあまり得意でない私にとってのロールケーキは、もともとそんなに魅力的なスイーツではありませんでした。あー、それでも美味しいこの逸品!出逢ってよかった。
なんというか、溶けるのです。口の中にもうちょっと居て欲しいのに、融けちゃうんですよ。
カスタードクリームとホイップ生クリームのバランスが良いのでしょう、甘さはすこしもしつこくありません。
近所にあるこのケーキショップは殿が姫の1歳バースデーケーキを特注したお店でもあります。アレルギー対応ケーキなどの注文もできるようです。
特に甘党でもない殿も絶賛するロールケーキ。あまりの人気に売り切れが続出し、スタッフも増員したとか。以前は無かった専用箱まで作ったみたいです(下の写真)。一度買えば、この箱に書いてあるフリーダイヤルで予約もできるようですが、日によっては受け付けていないこともあるそうなので要注意です。

参考リンク:http://www.tsujicho.com/compi/kyodan/index12.html

鳩居堂の胎毛筆

正直、子供を生む前は「それは、いかがなものか」と訝しげに見ていたものですけれど。
いわゆる“赤ちゃんの髪の毛で作る筆”です。あはは。
鳩居堂(きゅうきょどう)とは、おそろしく歴史深い和文具の老舗です。京都寺町に本店があり、その歴史をたどるとなんと平安時代にルーツがあるといいます。
妹が此処の御香などを購入しに行った時に店内で胎毛筆のことを知り、教えてくれたのです。
生まれてから一度も刃物をいれていない赤ちゃんの髪の毛であることに意味があるそうで、時期としては髪質や伸び具合など個人差もありますが生後1年半頃が最適とのこと。長さは8〜10cm程度は必要。意外と長さが要るのですね。まだまだだわ。
妹が調べてくれた情報によれば、名前と生年月日が軸に刻印され、書道の小筆サイズで14800円。大筆だと16000円ですがそこまで大きいのは、さすがに要らないかな。
でもせっかくですからねー、小筆くらい作ってもらっておいても良い記念になるかなと思っています。
もちろんそのお店で散髪してくれるのではなく自分で髪の毛を持参しなければならないそうなので、姫のはじめての散髪の折には切った髪の毛を大切にとっておいてもらおうと。
しかしそれにしても姫は髪の毛伸びるの遅いよなぁ。

鳩居堂 HP:http://www.kyukyodo.co.jp/index.htm

mikihouse カップタワー

カップタワーでおあそび姫

今回バスでの里帰りだったためなるべく荷物をちいさくまとめたかったので、姫のために持って帰るおもちゃの選定は悩みました。
やはりなにもないと道中も不安ですし、実家という慣れない環境でぐずったときにどうする?という心配もあります。
結果今回持って帰ったおもちゃはコレひとつ。

mikihouseカップタワー。親戚(イトコ)に出産祝いで頂いていたものでした。
10色のプラスチックカップとクマのマスコットのセットです。たしか、combiのカタログでもほぼ同じものが載っていたのではないかな。
重ねればコンパクトになるので都合が良いのです。
生後6ヶ月頃に出してきたこのおもちゃ、姫はクマの耳を齧るのが好きで可哀想にかわいい黄色いお耳はもうギザギザです。このクマは、1番のカップ(一番小さい赤いカップ)のうえに置くと『きらきら星』のメロディーを奏でてくれます。何度か姫の傍若無人ぶりによってぶつけられて音が鳴らなくなったりもしましたが今もなんとか無事に歌ってくれています。見かけによらずタフなヤツだわ。
最初のころは舐めたり投げたりするばかりだったのが、コノゴロは大人しくお坐りしてカップを重ねようとしてみたり、積み重ねてあげたタワーを上からひとつずつ解体してみたり、もちろんガッシャーン、とやってみたり、バラバラにしたカップを両手でぐしゃぐしゃ〜〜としてみたり…遊び方にも成長が見られる姫です。
ミミちゃんと絵本も1冊だけ持って帰りましたが、やっぱりコレが一番活躍しました。
意外に長く使えそうなおもちゃです。
ちなみに1〜10の数字とその数字にあわせた丸い出っ張りがついていて、あいうえおかきくけこ、までのひらがなも書いてあるので「ちょっとしたお勉強グッズにもいいよ」という意図もあるようですよ。果たして役立つかどうかは疑問ですが。
私個人的には、大きさ順に色の順番にも考慮してあればもっとよかったなと思っています。虹色の色順だったらよかったのに、って。
だって、私にとっても子供の頃は虹色ってワクワクする存在でしたから。

le bonheur(ル・ボヌー)写真展

女性写真家・小山田 悦さん(以下、悦ちゃんサン)の個展を見に行きました。
これが今回の里帰りの主目的。
場所は中之島公会堂の会議室です。そんなところで?と驚いた私でしたが、行ってみてわかりました。それはとても素敵な場所。旧き良き時代の建築を現代にも活用したものは神戸や横浜などに多く見受けられますが、此処もそれらに決して劣るものではありません。絵になる外観に見劣りしないほど美しく修復を重ねられた内部。歴史が感じられます。余談としては、トイレのドアがすごいコトになっていて見モノです。あと、半地下になったカフェ『中之島倶楽部』もレトロシックな感じで良かったです。ここでもまたチーズケーキを食べてしまったよ。美味。
もとい、悦ちゃんサンは元々母の友人が開いているフラワーアレンジメント教室の生徒さんだった人で、そのご縁あって6月の末に1歳記念として姫の写真を撮って頂いたのです。あれは素晴らしいひとときでした。
今回の個展では姫の写真もけっこう大きく飾ってくださっていたので感激。3枚くらいあったうちの1枚、ハダカでお坐りしている後姿に天使の羽根がコラージュされて額に入れられた写真は特に、我が娘ながら(以下略)。コラージュ付きの作品は他には無かった(と思う)のでちょっと特別っぽ。うれしい。ごめんなさい、親ばかですね。
悦ちゃんサンの写真は“花嫁の1日”というテーマがルーツ*1。アトリエ名の『le bonheur』とはフランス語で“幸せ”を意味します。モノクロを主体として自然光で撮るやさしい写真たちが醸す雰囲気は幸せそのもの。
個人的に独学で友人の結婚記念写真などから撮り始め、いまでは某一流ホテルやその他有名レストラン等のブライダル撮影専属のお仕事があったり。最近になって、ブライダルだけではなくベビーや男性バレエダンサーさんの20歳記念の写真なども。それになんとあの水野真紀さんの婚礼撮影も手がけられたとか!個展の会場にはもちろんその写真もあって、その傍らにはさりげなく水野さんからのメッセージが。それによれば来月発売の水野さんのエッセイ本*2にも写真が載るそうです。楽しみ。
会場にはかわいいお菓子と飲み物のサービスがもうけられ、悦ちゃんサンの友人の手により訪れる人に手渡しでプチケーキの盛り合わせとサングリアが配られていました。それのみでなく*3、会場のしつらえもどこをとっても心がこもっていてとても癒されました。
写真が放つチカラ、それに悦ちゃんサン自身のあたたかい存在。彼女の側に集まる人々。
才能というものはこんなやさしくてまぁるいカタチであらわれることもあるのだなぁ、と感銘を受けました。
姫のアルバム、出来上がりが益々楽しみです。

雷竞技下载链接-raybet雷竞技-雷竞技下载苹果 HP:http://www.e-lebonheur.com/

*1:実は私たちも入籍したときに撮ってもらいたかったのですけれどイロイロ事情があって延び延びになっているのですよね〜。もう遅いか。ドレスまであるのだから、近々いつか…と思っているのですけれど。

*2:雑誌『VERY』連載の内容だと思います。

*3:お土産にも小袋入りのお菓子をくださいました。入場無料なのに。ホントにいいの??